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KTS's Vision
#007

小さな変化と信頼を重ね、
大きな進化と価値に変えていく。

代表取締役社長 水戸 修一

PROFILE

ふたご座。O型。趣味はDIYとジャンク品の再生・復活で、オーディオ(再生させたスピーカーの聞き比べなど)も大好き。その他、何でも分解してしまうところがある(たまに組み立てられなくなる)。
1987年兼松エレクトロニクス株式会社入社、2009年ケー・イー・エルテクニカルサービス株式会社 大阪ソリューション技術部長を経て、2018年に執行役員、2019年取締役。2023年4月より現職。

質の高いサービスのため
真っ先に動く技術者集団でありたい。

「利益やコストよりも、まずは質を追求してほしい」。KTSで働く技術者のみなさんに、私がいつも伝えていることです。質とは、単によい製品を提供することにとどまりません。なぜならKTSが提供しているのは、製品に限らないシステムやサービスだからです。お客様の課題やニーズを汲み取り、お客様にとって最適なものを提案する。KTSならではの付加価値を提供し、お客様の期待を常に超えることが、私たちにとっての質の追求です。

それは、お客様や外部パートナー企業とともに取り組むプロジェクトの最中にも表れることでしょう。例を挙げるならば、プロジェクトにおいて、進行途中で新たな課題が見つかったり新たなタスクが生まれたりするのはよくあることです。複数の企業が関わっているときほど、どの企業がやるのか、どこがコストを負担するのか、なかなか決まらない。しかしそういったときには、KTSの技術者が率先して引き受けることが多いのです。目的に立ち返り、必要だと判断すれば多少のコストに拘ることなく、迷わずやる。本当に必要なことを提供する姿勢こそが、よりよい成果とお客様からの信頼につながることを私たちは知っています。そうやってこれまで皆様の期待を超えてきたし、これからもその姿勢は変わりません。

小さなところから、会社も、未来も変えられる。

ただし、これまでどおりに信頼を重ねていくことは、これまでと全く同じことをしていればよいという意味ではないと、私たちは考えます。今まさに、世の中は大きく変化している。世の中の変化に合わせて、私たちもさらに進化をしていく必要があるでしょう。私たちがやるべきだと考えていることのひとつに、社会全体へのDXの普及があります。ITの活用やDXの導入について、意欲はあってもどこから取り組むべきか迷っているお客様もいらっしゃるかもしれません。「大きな変化」とは、ときに「大変」なもの。その大変さをともに乗り越え、お客様の進化に寄り添うKTSでありたいと考えています。

大きな変化をするために大切なのは、小さな変化を重ねていくことではないでしょうか。たとえば、KTSは非常に風通しのよい企業だと自負しています。しかしこの風通しのよさは、一朝一夕につくられたものではありません。「明日から風通しをよくしましょう!」と突然変化を促したわけではないですし、そんな宣言をしたからといってすぐに空気が変わるものでもないのです。風通しのよさをつくったのは、毎日の小さな心がけだったと思います。自分から挨拶をするとか、隣のチームの人をねぎらうとか。そうすれば席が隣同士の人との関係がよくなる。チームの雰囲気がよくなる。会社全体の風通しがよくなる。結果的に、大きな変化となった。小さな努力や変化が、大きな結果をもたらすものだと思います。

同じことが、きっとDXにも言えるのです。誰かのちょっとした業務のやりにくさをITの力で解決したり、チームがもっと働きやすくするための仕組みを考えたり。そんなところからDXは始まるはず。KTSはそこに寄り添います。現場が何に困っているのか。本当に実現したいことは何か。企業として目指している未来はどんなことで、そのためにはどういったITが必要なのか。インフラが変わることで企業の日々の業務も変わっていきます。日々の業務が変わることで、その企業の事業も変わる。未来も変わる。目の前の課題を解決することから始め、「もっとこんなこともできるかもしれない」と未来に希望を持つためのDXにしていけたらと期待しています。

どこでも活躍できる技術者を育てるKTSへ。

最後に、KTSで働くみなさんへ向けて。KTSで働く技術者のみなさんには、他のどこへ行ってもやっていける技術者であってほしいと考えています。そのためにはやはり、技術力を高めることが不可欠です。よく、技術者は自身のキャリアについて考えることが苦手だとか、部下や後輩の教育が苦手だと言われることがあります。しかし今は、背中を見て学びなさいという時代ではありません。ステップアップのための知識や最新技術を学ぶことのできる環境が重要です。環境整備が、企業として求められていることだと私は考えます。

これからのKTSは、今まで以上にキャリアと教育を重視します。それぞれに合わせたスキルマップを描けるようにする。本人と組織で望むキャリアステップを共有する。時代に合わせた最新の知識とスキルを身に着けられるよう、研修やe-ラーニングといった仕組みも整備をしていきます。KTSには、技術者として成長するための十分な環境がある。どこに行っても通用する技術者となってくれることを期待しているし、そういった環境があるからこそKTSで働き続けたいと感じてくれることを望んでいます。

KTSで学び成長した技術者のみなさんが、より質の高い技術力とサービスをお客様に提供できるように。信頼を重ねながら、お客様により高い価値を提供できるように。それぞれの働きが積み重なることで、KTSはこれからも大きな変化をしていくことができます。お客様から信頼され、働く人が成長できる、より大きな価値を持ったKTSとなっていきましょう。