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KTS's Vision
#001

さあ、未来も楽しんでいこう。
創造力があれば、
ITはもっと変わっていける。

代表取締役社長

鈴木勝人

PROFILE
大阪出身。新卒でアプリデベロッパーに就職後、「裏側」へも興味を持ち、インフラエンジニアに。2016年、兼松エレクトロニクスの取締役へ。2019年より、ケー・イー・エルテクニカルサービスの代表取締役を兼務。好きなスポーツはゴルフ。趣味は公園でゴロゴロ。座右の銘は「チャレンジして失敗を恐れるよりも、何もしないことを恐れろ」。

楽しむ姿勢と創造力。
仕事は、無限によりよくできる。

私がエンジニアになりたてだった頃。「100点満点」というものがないことに、この仕事の楽しさを見出しました。お客様からのオーダーに応える手段は何通りもあり、正解も不正解もない。もっと使いやすく、もっと面白く。こだわればこだわっただけ良いものにできる。上限なく自分次第で試行錯誤がいくらでもできることへ大きな魅力を感じていました。そんな自身の原体験があったから仕事をする上で大切だと考えるのは、いまでも同じ。もっと良くしようとする「創造する力」。そしてそれを自分自身が「楽しむ」ことです。これらふたつは、ケー・イー・エルテクニカルサービス(KTS)で働くメンバーにも、つねに伝え続けていること。何よりも私たちの強みを支えている姿勢だと考えています。

実際に私たちは、「もっと良くしよう」と取り組み続けてきたからこそ、兼松エレクトロニクスの技術部門ともいうべきポジションを担い、数々のお客様からの信頼をいただいてきました。下請け、2次請け、3次請けといったことはIT業界の中でよくある慣習ですが、そういった慣習や意識は、言われた事だけをやる受け身姿勢での仕事につながります。そうではなく、全ての仕事を楽しもうとする姿勢が必要なのです。お客様の課題と自分たちの楽しさの接点を創り出していく。そうする事でいつも前向きで自発的な提案ができる。外注、下請けといったポジションではなく、お客様と対等に近い距離でいるためには、こういった姿勢ひとつで仕事の質を変えていくことが重要であるはずです。

課題解決にとどまるな。
社会と企業のビジョンを語れる技術者に。

これからの社会課題に応えていくために。IT業界は社会のDX化とDX人材の育成といった課題に取り組んでいくことが急務となっています。ここでもIT業界全体には、自ら創造する力が求められてくるのではないでしょうか。これからの創造力においては、社会の未来を思い描き、企業の抱える課題を浮き彫りにする力が鍵となるはずです。

これまで社会の、あるいは企業の、DX推進が上手くいかなかったのは、この力が欠けていたからです。企業は時代に合わせて整備すべきデジタル環境を考えられなかった。IT業界もまた、企業の業務内容を理解できないまま一歩踏み込んだ未来の提案をできないでいたのではないでしょうか。必要なのは、未来を思い描き、ともに創り出すことです。2020年を境に世界は大きく変わりました。これからも変わっていきます。変化する社会で何が必要なのか考えなければなりません。その中でIT業界の役割とは、企業に、社会に、未来を見せる役割すらも担っていくべきではないでしょうか。その場で必要なことを行うだけでなく、「こんな事ができたらいいですよね」とビジョンを見せられる技術者集団に。ともに未来へ向かうお客様を1社ずつ増やしていけば、社会の変革につながっているはずです。

組織力を高める、現場の仕組みがある。

以前オフィスを移転した際、取引のあるお客様やパートナー会社に来ていただき、パーティーを催しました。その際、あるお客様からいただいた言葉がとても印象的でした。「全従業員500名弱のうち、400名以上が技術者。こんなに技術者が多いことは、私たちにとって非常に魅力的だ」と。KTSは技術を武器とするアーキテクト集団なのだと、とても感慨深い瞬間でした。

ただし、私たちが技術力の高い集団であるのは、個人の能力の高さだけに依存していません。むしろ個人の力を組織の力に変えるための取り組みを、数多く実践しています。例えば、常つねに私がメンバーへ発信している、創造力の重要性。創造力は、一人で黙々と考えているだけでは育ちません。ディスカッションを大切にし、様々な人の意見や姿勢を学ぶことで養っていきます。昔のように、OJTで「背中を見て育て!」という教えだけではダメです。育てる人も、成長中の人も、みんなが議論を行いながら一緒にゴールを目指していく。そうする中で、コミュニケーションスキルなども同時に磨かれます。

ディスカッションを通じて創造力を鍛えながら、KTSでは、楽しむことに重きをおいたマネジメントを行っています。私がイチ技術者として感じた「ITへの楽しい気持ち」は、ずっと一貫させていきたいからです。具体的に言えば、人の適性を見極めて、その人ごとに合った仕事を割り当てることを非常に重視しています。楽しんでやれる仕事を任せる。任せられた人は、楽しみながら工夫を凝らし一生懸命にやる。周りはその人が最後までやりきれるようにサポートし、適切に評価する。そして評価を基にまた次の適した仕事を任せていく。個人のやる気を引き出し、成果を出すためのサイクルを上手く回せるような仕組みが自走しています。

個々の技術力の高さに加え、創造力を育てる企業文化と楽しみを成果につなげる仕組み。ここに、KTSが現場で発揮する技術力の高さの所以があるのだと考えています。